「初心者の体験談による、初心者向けのガイド」です。新アカウントでのプレイレポという形で、初心者がミシックランクに到達する道のりを再現し、紹介しています。全体の目次は以下の投稿にあります。

メインでプレイする色を決めるにあたって、各色の特徴を簡単にまとめておきます。
MTGアリーナの各色の特徴
メインの色は何にしますか?
スパーク・ランクをプレイしてきて、なんとなくイメージが出来ている頃だと思います。ですから、ここでは簡単に特徴をまとめるだけにしておきます。
| 白 | 特徴:守りとチームワーク。 ・小型クリーチャーを並べて戦う。 ・ライフ回復や防御が得意。 ・「全体強化」や「全体除去(全員倒す)」もある。 |
| 青 | 特徴:知恵とコントロール。 ・時間を稼いで有利な展開を作る。 ・ドロー(カードを引く)で手札を増やす。 ・相手の呪文を打ち消す、バウンス(手札に戻す)が得意。 |
| 黒 | 特徴:犠牲と力の交換。 ・自分のライフやクリーチャーを犠牲にして強力な効果を得る。 ・相手のクリーチャーを破壊するのが得意。 ・墓地を活用するカードも多い。 |
| 赤 | 特徴:スピードと攻撃。 ・短期決戦が得意。 ・速攻持ちのクリーチャーや、直接ダメージを飛ばす呪文が中心。 ・勢いが命。考えるより撃て!タイプ。 |
| 緑 | 特徴:自然と力。 ・マナ加速(多くの土地を使えるようにする)による大型クリーチャー。 ・クリーチャーで戦う正統派。 ・他の色より単純でパワフル。 |
どうでしょうか。スパーク・ランクのプレイからのイメージと、合っていたでしょうか。
複数色の場合は
実際には2~3色を混ぜてデッキを構築することも多いです。単色デッキを初心者目線でとらえると、以下のようなメリット・デメリットがあります。
- メリット:戦術がはっきりしており、デッキが分かりやすく、土地にレアカードが不要。
- デメリット:所持しているカード自体が少ないため、単色だと採用できるレアカードが少ない。
多色だと、召喚に必要な色の土地が足らない、いわゆる「土地事故」が起きやすくなるため、デッキ構築にもプレイにもバランス感覚が必要です。最初は、単色デッキでよいのではないかと思いますが、2色までなら十分に許容範囲です。

多色には、それぞれ愛称があります。白+青は「アゾリウス」、赤+緑は「グルール」、白+青+黒だと「エスパー」などなど。呼び名の背景ストーリーを調べたりするのも楽しいですよ。
戦術から見た分類
MTGのデッキには、戦い方や勝ち筋の違いによっていくつかの基本的な戦術タイプがあります。代表的なものとして、アグロ、コントロール、ミッドレンジ、ランプなどが挙げられます。
例えば、私が今回採用した緑は「ランプ」が得意です。ランプとはマナ加速呪文や土地展開で大型クリーチャーを早出しすることを目的としたデッキで、成功したときの爽快感があります。一方で、青の「コントロール」にクリーチャーの召喚を妨害され続けて、何もできずに負けてしまうこともしばしばです。
こちらも簡単にまとめておきます。実際には、派生形を含めて様々な戦術(アーキタイプなどとも呼ばれる)があります。
| 名称 | 戦術 | 得意な色 |
| アグロ | 軽量クリーチャーを連打し、序盤から攻めて短期決戦で勝つ | 赤、赤白、赤緑など |
| コントロール | 打ち消し・除去・ドローで相手を封じ、長期戦で勝つ | 青、白、白青、青黒など |
| ミッドレンジ | 序盤は防御、中盤から効率の良いクリーチャーや除去で主導権を取る | 黒、黒緑、白黒緑など |
| ランプ | マナ加速呪文や土地展開で大型クリーチャーを早出し | 緑、緑青、緑赤など |
| トークン | 小型トークンを大量生成し、全体強化やシナジーで押し切る | 白、白緑、白黒など |
| コンボ | 特定カードの組み合わせで一気に勝利条件を達成 | さまざま |

あとは、他のサイトにもたくさん説明がありますしね。詳しくはそちらに譲ります。
さぁ、パックを剥き、色を決めよう!
色を決める上で、所有しているレアカードの数も重要。いよいよ、これまでに入手した全パックを開封です!

それに、ゴールドはすぐ貯まります。ゴールドをここで全部消費するのもアリアリです。ストアでスタンダードの最新パックを買えるだけ買ってしまいましょう。
画面右上のメールボタンで、メッセージも全部読みましょう。中には、パックのボーナス支給のメールが混じっています。
キラキラキラキラ~と気持ちいい音が鳴り響きます。

キラキラキラキラ~

さらにキラキラキラキラ~

もひとつキラキラキラキラ~

という感じで、この段階でカードプールが一気に増えます。MTGアリーナで、もっとも気持ちいい瞬間です。
決断の時!
上記のようなカードの色と特徴はあくまで「傾向」であって、必ずそうだという訳ではありません。しかし、対戦モノのゲームは「特徴を生かす」方向にした方が有利なのが一般的です。
ユニークでトリッキーな独特の構成を好むプレイヤーがたくさんいることは承知していますが、最初は少ないカードプールの範囲で、ユニークな強いデッキを構成するのは難しいのが実際のところです。ですが、そういったプレイヤーには、最初は青や白のコントロールによるじっくりとした戦術が合っているかもしれません。
一方、MTGの歴史の中で、常に良好な成績を収めているのはアグロのようです。プレイ時間を短くできる特徴も、MTGアリーナには相性がよいと思います。序盤のカードの引き運に左右されるようなので、負けるときは潔く投了できる、さっぱりとした性格が合いそうです。
夢を追うロマンチストには、ランプやコンボかもしれません。やはり巨大クリーチャーはMTGの華。もしくは、大好きなコンボのカード出しが決まったときの爽快感!コンボ系のデッキはレアな必須カードが多いので、最初はちょっと難しいかもしれません。

自分のプレイイメージに合うものはありましたか?
決心がつかなければ、まずは今持っているレアカードが一番多い色にしてしまうのも、いいかもしれませんよ。
次は、本格的にランク戦に参加するためのデッキを決めていきます。「STEP9:スタンダード・デッキをインポート」へ!
コメント